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「れいとレイ」「となりのアブダラくん」


「れいとレイ: ルック アット ザ ブライト サイド(Look at the bright side)」

うちやま ともこ (著), 岡山 伸也 (イラスト),絵本塾出版 (2020/8/27)


アメリカから来て1年間、日本で暮らすことになった男の子レイと

隣に住む同級生の女の子れいの物語。

章ごとに、それぞれの視点からお互いのことと、コミュニケーションの葛藤を語る。


「となりのアブダラくん」

黒川 裕子 (著), 宮尾 和孝 (絵), 講談社 (2019/11/21)


パキスタンから転校してきた少年との交流を同級生の視点で描く。

文化や習慣の違いに戸惑いながらも

コミュニケーションの本質に気づいていく。

どちらも小学校を舞台にした、異文化とのコミュニケーションがテーマ。

前者はどちらかというと、“関わりあいの中でで生じる行き違い”

後者はどちらかというと、“未知のものとどう関わっていくのか”というプロセスが描かれる。

郷に入っては郷に従えという価値観を

いかに個々が内面化しているかということに気づく。


異文化の人間同士に限らず、幼なじみの友だちのことだって、

生まれたときから知ってる家族のことだって

本当のところはわからない。

でも同じ場所で同じ時間を過ごすなら

どうしたらともに、より気持ちよくコミュニケーションできるだろうか。

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