「迷子の星たちのメリーゴーラウンド」
日向 理恵子 (著), 六七質 (イラスト), 小学館 (2021/3/19)
街に不可解な現象が続き、小中学校は休校が続く。
生きづらさを抱えた子どもたちが
廃墟となった遊園地に集められる。
遊園地に住んでいるという少女は
3歳からずっと遊園地から外に出ることができない。
「春の旅人」
村山 早紀 (著), げみ (著), 立東舎 (2018/3/16)
取り壊し寸前の遊園地で出会ったおじいさんが
戦争中に偶然出会った「宇宙の亀」。
51年に一度、地球にやってくるという
彼らの再訪を待っている。
遊園地と宇宙。
前者は、廃墟となり来年取り壊される遊園地。
少女はある理由で宇宙とつながっている。
子どもたちの抱える痛みが辛いが
最後には救いがある。
後者は、閉園して来月取り壊される遊園地。
おじいさんはかつて、
宇宙から降ってきた亀の産卵を手伝った。
「地球のきょうだい」という言葉が印象的。
寂れた遊園地から、幻想的なイメージが掻きたてられる。
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