「ブラックホールの飼い方」
ミシェル クエヴァス (著), 杉田 七重 (翻訳)
小学館 (2020/10/7)
大好きなパパを亡くした少女が
“ブラックホール”をペットにする。
ユーモラスで奇想天外な冒険譚を通して
喪失と向き合う健気な姿が胸を打つ。
「色どろぼうをさがして」
エヴァ ジョゼフコヴィッチ (著), 大作 道子 (翻訳)
ポプラ社 (2020/10/14)
ママが事故で意識をなくしたまま入院中。
日常のいろいろな歯車が嚙み合わなくなるとともに
部屋から色がひとつずつ消えていく。
どちらも喪失の心情を色彩(の不在)で描く。
少女たちは一人でなんとかしようとするけれど
必ず味方や、わかり合える存在、見守ってくれる大人がいるのが救い。
乗り越えようともがく人に届いてほしい物語。
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